外から見えない窓ガラスフィルムの防犯メリットや施工費用を解説

窓ガラスにフィルムを貼るメリット

窓ガラスにフィルムを貼るメリット

・テロ事件がきっかけ

窓ガラスフィルムの歴史は50年以上の歴史があります。実はガラスフィルムの歴史はテロ事件がきっかけで世の中に広まりました。
1974年に起こった三菱重工爆破事件になります。ここから窓、ガラスにフィルムを貼る事が有効となりました。
窓ガラスフィルムの最大のメリットは災害対策ができると言う事です。近年の温暖化で台風が巨大化しています。
その影響で被害を増えています。地震も日本中で起こっています。
2024年1月1日の午後に石川県で大きな地震が起こりました。いつどこでおこるかもわかりません。
竜巻も多いので割れたガラスの破片でまってしまうと言う事もあります。
災害大国の日本で災害に備える事は必要な事になってきました。

・紫外線対策

オゾン層の破壊による環境の影響も出ています。
紫外線にも種類があります。UVのA波、UVのB波を聞いた事もある方もいらっしゃると思います。
UVをカットする事で大切な家具、フローリングの色褪せを軽減する事ができます。
紫外線は四六時中降り注いでいますので四季関係なく対策する事が重要だと思います。

・省エネ対策

温暖化の影響による暑さ対策。窓ガラスフィルムには暑さ対策の遮熱フィルムと寒さ対策の断熱フィルムのフィルムがあります。
窓際の温度を下げる事で暑さが室内に入ってこなくなります。断熱フィルムは寒さ対策です。
こちらを施工する事で冬に室内の熱をガラスから逃がす事無く戻す事で部屋の暖かさを保つ事ができます。
その事により結露を軽減する事ができます。イメージはコップを冷たい水を入れるとコップに水滴がつくのと同じ原理です。
断熱フィルムを貼ると魔法瓶になる感じです。

・プライバシー保護

新築のご自宅・マンションを購入された時や引越しをした時は間取りに注目がいくと思います。
実際、住み始めてから「リビングでご飯を食べていたら隣の人と目が合った」や「まわりのマンションの人がベランダで煙草を吸っている時に除かれている気がする」や「今までなかったマンションが建って視線が気になる」や「空き家だったが今度の隣の家に引っ越してくる」など後になって窓に何か対策をしたいと環境問題で変わってくる事があります。
このような時に既存のガラスに施工する事が可能です。

・店舗の装飾

店舗の設計の段階で窓ガラスにフィルムを施工する事があったりします。
人の出入りする所には飛散防止フィルム、暑さ寒さ対策に断熱フィルム、目線を隠す為に目隠しフィルムがあります。
店舗で多いのがグラデーションのフィルムです。グラデーションはフィルムでしかできません。柄も多いので店の雰囲気が一気に変える事ができます。
グラデーションの種類も通常のグラデーションや目線だけが一番濃く上下へいくにつれて薄くなるセンターグラデーションフィルムがあります。
グラデーションフィルムは店舗だけでなく個人宅への施工も可能です。

・泥棒対策

警視庁のデータで5分間入らなければ7割の泥棒が諦め、10分間入らなければ9割の泥棒が諦めると言われています。
重要なのはいかに侵入をさせないかです。
防犯フィルムは通常のフィルムよりも厚みがあるのでガラスが割れたとしてもフィルムが保持してくれますので侵入に時間がかかります。

上記の窓ガラスフィルム以外にも害虫対策のフィルム、曇り止めのフィルム、スクリーンになるフィルム、反射を低減させるフィルム、電磁波を低減するフィルム、ウイルス対策の抗ウイルスフィルム等色々な窓ガラスフィルムがあります。

暑さ対策ができているLow-eガラスや泥棒対策ができている防犯ガラスがあります。
こちらのガラスに遮熱フィルムや防犯フィルムのではなく、このガラスに無い機能フィルムを貼る事で付加価値を付けることができます。
ガラスを取り換える事がなく既存のガラスにフィルムを貼る事で今ある窓ガラスがレベルアップする事ができます。

窓ガラスにフィルムを貼るデメリット

窓ガラスフィルムの良い事をご案内いたしました。デメリットもあります。

・経年劣化

フィルムは有機物ですので年が経つと寿命があり劣化してきます。
室内貼りのフィルムはメーカーが10年から15年で劣化してくると発表しています。
劣化の仕方も様々で糊が浮いてきて水あめの様になったり、全体がすりガラスの様に曇ってきたり、フィルムに亀裂が入ったりします。
どれも見た目の外観が悪くなってきます。こうなるとガラスに貼ってあるフィルムを剥がすしかありません。窓に貼ってあるフィルムの剥がし方があります。
専門的な技術をもっている業者に相談する事をおススメします。

・熱割れ

窓にガラスフィルムを貼る時に後日、窓ガラスが割る事があります。熱割れと言います。
窓ガラスにフィルムを貼ったから起こるわけではありません。割れやすいガラス、起こりやすいフィルムがあります。
インターネットを見たりするとガラスが割れた等の記事がありますが強度が低い網入りガラスなどがあります。
勝手に判断をするのではなく熱割れ計算をしてもらい施工が可能かどうか判断してもらいましょう。仮に室内から貼れなくても外貼りは可能だったりします。
こちらも専門の業者に相談してもらう事をおススメします
高度な技術

・高度な技術

今はYouTubeなどでフィルムの貼り方がアップされています。動画を見ると簡単に施工しています。
腰高ガラスなど小さいガラスは貼った事がある方もいらっしゃるかもしれません。
大きいガラスは施工をするとフィルムが折れたりシワが入ったり、圧着があまく水残りがしてしまったりしてしまう事があります。
それ以外にもジョイント貼り、厚みがある防犯フィルム等施工が難しい窓ガラスフィルムもあります。こちらも専門の業者にご依頼した方がよいです。

窓ガラスで断熱フィルムの効果がないといわれる理由

断熱フィルム(低放射フィルム)は暑さ対策と寒さ対策の両方の機能があります。実際は冬の寒さ対策で使われるフィルムになります。
住宅のどの部分から熱が出入りするかは一番多いのは窓になります。つまり窓を対策すると効果が高いです。冬は約6割が窓から熱が逃げていきます。
ここを対策することでエアコンの効きも変わってきて省エネ対策ができます。

・熱貫流率

窓ガラスの断熱性能は熱還流率で表す事ができます。ガラスを通して伝わってくる熱の量を示しています。この数値が小さい程伝わってくる熱量が少ないです。
フロートガラスの場合は6.0W/(㎡K)となっています。
ペアガラスの場合はこの数値が3.4W/(㎡K)まで下がります。さらに高機能なガラスの場合は熱還流率がもっと下がります。
断熱フィルムはどれくらいの熱還流率かといいますとメーカーや種類によって違いますが4.3W/(㎡K)から4.6W/(㎡K)の数値になります。
フロートガラスと断熱フィルムを施工した場合を比べた時は約1.3倍の効果があります。ペアガラスや高機能ガラスは1.7倍以上の効果があります。
断熱フィルムとペアガラスを比べた時に断熱フィルムの方が効果ないと言われる所以です。
数値だけを見た時にペアガラスが効果は高いですがフィルム施工の時の費用とペアガラスへ交換した時の値段を比べてみて判断されても方がよいでしょう。

窓ガラスの断熱フィルムを選ぶポイント

各メーカーが断熱フィルムを出しています。ご依頼が多い断熱フィルムをご紹介いたします。

型式・品名(メーカー)特徴
 TW-32(住友理工) 熱還流率4.5W/(㎡K) 遮蔽係数0.66
TW-36A(住友理工)熱還流率4.5W/(㎡K) 遮蔽係数0.59
LE70CLAR(スリーエム) 熱還流率4.6W/(㎡K) 遮蔽係数0.64
LOW E20 SILVER(スリーエム)熱還流率4.6W/(㎡K) 遮蔽係数0.27
NS70LE(グラフィル)熱還流率4.6W/(㎡K) 遮蔽係数0.54
RSP35LE(グラフィル)熱還流率4.3W/(㎡K) 遮蔽係数0.43
エコリム70(サンゲツ)熱還流率4.5W/(㎡K) 遮蔽係数0.59

熱還流率は数値が小さい程熱を逃がしにくくなります。その分保温性があがります。
遮蔽係数は数値が小さい程、熱をカットします。
この両方のバランスと透明度もあります。
ミラーになるのはと言う方もいらっしゃるとおもうので各メーカーのデジタルカタログや実際のサンプルで確認された方が良いと思います。

窓ガラスの断熱フィルムを貼るときの注意点

断熱フィルムは寒さ対策のフィルムになります。もちろん夏の暑さ対策もできます。両方を兼ね備えていますので両方のニーズが必要な時に施工をします。仮に寒さはあまりニーズが無く、夏の暑さのみの場合は遮熱フィルムを選定します。

・施工するガラス

近年は高機能ガラスもでています。フロートガラスでしたら問題ありませんが高機能ガラスへの施工は熱割れ計算をして数値がクリアーしていたら施工ができます。

・室内貼り

断熱フィルム(低放射フィルム)は内貼りしかありません。暑さカットの遮熱フィルムは内貼りと外貼りの両方があります。断熱フィルムは用途と構造から考えても室内からの施工のみになります。施工できるガラスかの確認は必要になります。

・施工

断熱フィルムは他のフィルムと同じ様に施工します。工程は清掃→貼り付け→仮圧着→エッジカット→本圧着→清掃になります。断熱フィルムは厚みがある分、水残りがしやすいフィルムになります。場合によっては仮圧着の段階で本圧着をしてしまい、カットをして際の部分だけ白ベラで仕上げる事やさらには防犯フィルムの様に水抜きをする事もあります。水残りが起こっても蒸発はしますが長く残る事もありますので施工は専門のフィルムの業者の方におまかせしましょう。

窓ガラス断熱フィルムの施工事例や費用

断熱フィルムだけでなく各フィルムには設計価格があります。メーカーがだしている定価になります。この低下を基準に価格は決まります。

型式・品名(メーカー)設計価格WEB割引
TW-32(住友理工)20,000円/㎡ 16,000円
TW-36A(住友理工)17,000/㎡ 13,600円
LE70CLAR(スリーエム)19,900/㎡ 16,915円
LOW E20 SILVER(スリーエム)14,800/㎡ 12,580円
NS70LE(グラフィル)18,000/㎡  13,500円
RSP35LE(グラフィル) 16,000/㎡12,000円
エコリム70(サンゲツ)18,600/㎡14,880円

各メーカーの断熱フィルムに価格に違いがあります。仕入れ価格にも違いがあるので金額も違ってきます。予算もあると思いますので必要な費用をみて算定してみて下さい。
平米数によって割引も行っています。わからない場合は無料で現場調査も承っていますのでご連絡お願いします。

窓ガラスフィルム施工なら千葉県のWORKS ZERO

窓へフィルムを施工する業者は多々あります。
弊社が心掛けていることは「フィルム1枚で快適な空間のご提供」をモットーにしています。
窓ガラスのフィルムは生活をする上でバイプレーヤーだと思っています。
自宅、会社、工場などには窓はあると思います。
そこで生活や仕事をする上で部屋が暑いから遮熱フィルムを施工、台風や地震が心配だから飛散防止フィルムを施工、新築のマンション、個人宅を購入した時に紫外線が気になるので紫外線カットフィルムを施工、住み始めてみて隣の人が洗濯物をほす時に目が合った、周りのマンションから視線が気になるから目隠しフィルムを施工、泥棒が心配だから防犯フィルムを施工と快適な空間を提供するのが弊社の特徴だと思っています。
お客さんが望んでいるものをしっかりヒアリングさせて頂きそれに合ったフィルムを提案できます。
どのような事でお困りなのか話して頂ければご提案をさせて頂きます。
施工は年間約200件施工しています。
今までに累計で1000件以上施工の実績があります。
施工場所もマンションや一軒家の個人宅、イオンなどの商業施設、介護施設、アメリカ大使館や財務省の公共機関、帝国ホテルなどの宿泊施設、工場、オフィスなどガラスがある所は施工しています。
エリアも千葉県はもちろんそれ以外の東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県を含めた関東エリアは対応しています。
フィルム施工に伴うフィルムの国家資格1級技能士の取得、10メートル以上の高所作業車運転技術講習、ゴンドラ取扱特別教育、足場組立等作業特別教育、職長安全衛生責任教育を受講しています。
官公庁、各県、各市の入札案件では資格が必要になる時もあります。
弊社は施工に必要な資格は取得していますのでどのような現場でも対応は可能です。

フォローする

     

筆者
澤田 岳典
(さわだ たけのり)

窓ガラスフィルム施工。
1977年、千葉県野田市(旧関宿町)に生まれる。
2001年、東京国際大学を卒業
設備メーカー、ビール会社、保険業界を経て
2016年に窓ガラスフィルム施工「WORKS ZERO」を起業。
2020年に建築ガラス用フィルム施工技能士1級を取得。
アメリカ大使館、防衛庁、宇都宮大学、筑波大学等の公共施設をはじめ
オフィス、工場、個人宅を多々施工実績あり今では年間約150件の施工実績。
趣味は旅行、ドライブ、歴史好き、はじめたばかりのゴルフ。

お問い合わせ・ご相談はこちらから


お電話でのお問い合わせ

04-7161-3079

営業時間 平日10:00~19:00